情報処理

大学1年の頃、情報処理の授業が必修であった。
パソコン好きの私には非常に楽な授業である。
内容は担当教官によって違う。
厳しい教官に当たると、ブラインドタッチを習得できないと単位をくれなかったり、半年なのにプログラミングをやらされたりすることもあるという噂もあった。
私の担当教官は優しかったので、操作練習、入力練習(ブラインドタッチできなくても構わない)、UNIXのコマンド、HTMLの組み方だけやった。
いずれも、UNIXのプリントアウトコマンドを除いては、既に高校時代やっていたので、何ら苦労はしなかった。
そのおかげで、周りの友達に頼られたほどである。
こんなこと、通常の授業では考えられない。


友達は、驚くほどパソコン能力がなかった。
高校時代パソコン好きの友達とでつるんでいたせいか、周りがパソコン使える感覚なのである。
それに、東大生で勉強できるのにパソコンの簡単な操作も使えないというのが信じられなかった。
プログラミングは専門的な能力だが、数字の0とアルファベットのOを間違えてパスワードが入力できないというのには驚いた。
しかし、そんな白紙な状態の学生でも、情報処理の授業を終えればしっかりとパソコンを一通り(UNIXでも)使えるようになっているのは、さすが東大生といったところか。


成績評価はHP作成の課題と、全クラス共通のミニテストである。
課題のHPは、東大・授業紹介に、意味もなく自分で作成したチャットを貼り付けておいた。
チャットを見てくれたら評価してくれるだろうし、それに授業紹介では担当教官(若い女性)を「美人で優しい」と誉めておいた。
ちなみに、その教官は今日2ちゃんでも「めちゃくちゃ可愛い」と書かれていた。
休講になるのが惜しいくらいである。
だから本音で言ったのだが、見て悪い気もしないだろうし、評価してくれるかもしれないと思って、これで優ゲットだぜ!と思っていた。
しかし、ミニテストに遅刻してしまい、20分の制限時間のところを10分くらいでやり、半分くらいしかできなくて、結局良しか取れなかった。
それでも良になったのはHPの評価が良かったからだろうから、それは教官に感謝している。