オタク

東大は変人が多い、意外に普通などと言われるが、実際はどうなのだろう。
少なくとも私は変人であるが、それ以外にヘンな人を4人くらいしか見たことない(勉強が飛び抜けてできる人を除く)。
1人はゼミの発表で自分の恋愛経験を話す人、1人は豆乳好きのストーカーまがいで卒論を2週間で仕上げた人、1人は自殺掲示板などを見てメンヘルだったが2ちゃんの卒論を書いてローに受かった人、1人は自殺についての卒論を書いたりしながら小説家を目指している人である。
後は普通の人が多いのだが、オタクは多いと思う。


特に、駒場時代が多かった。
外見は駒場のほうが普通の大学生風(たまに大学デビューで痛い人も少なくない)で、本郷のほうが太ってる人、頭ボサボサで眼鏡かけてる人、シャツをズボンに入れてる人とか多く、オタクっぽく見えるのだが、実際は駒場のほうがオタク率は高そうだ。
教育社会学の授業で授業参観について教官が喋ったときに、「ちちおや参観」と口にしていた奴がいた(元ネタが分からない人はぐぐってみよう)。
また、「俺は鍵ネタしか分からないから」と言っていた人もいた。
一般人に向けて言えるということは、それだけ鍵ネタが普及しているということだろう。
「セリオ萌えなので精密(精密機械工学科か?ロボットについてやるらしい)に行きます」と明言していた人もいた。
それだけで進路を決められるのはある意味カッコいいと思う。
教官教務逆評定には、ある教官の感想に、「腹黒い。ブラックゲマゲマ団か?」というコメントがあった。
また、大学の非公式HPが駒場の頃あったが、「就職したい先一覧」が、1位2ちゃんねるで、ゲーマーズカフェという投票もあった。


中学高校ではオタ友達もいたにはいたが、少数であったので、大学に入ってオタが多いのには驚いた。
もっとも、仲良い友達にはオタはいなかったのだが。
入学直後にサークルのビラを配られて、漫研かどこかが「えいえんはあるよ。ここにあるよ」という文が書いてあって、少し惹かれたのだが、体裁があって行けなかった。
麻布のあるクラスは、クラスの半分がオタだったというから、東大生にオタクが多いのも分からないことではない。
しかし、本郷に来ると一転してそんな雰囲気がなくなるのである。
大人になったということだろうか。
それとも、オタク化も大学デビューの一つの形態なのだろうか。
ちなみに、上にあげたネタを全部分かった人は立派なオタクです。